引っ越しをするとき、引っ越し先の治安って気になりますよね。
もし良い物件が見つかったとしても、その地域の治安が悪かったら慎重になるでしょう。
しかし、治安に関する情報はあまり手に入りません。
口コミの情報を頼りにするしかありませんが、その情報が正しいのか確かめる術はありません。
そこで、今回は伊勢崎市の治安に関する情報を具体的な数値を示し、同じ群馬県の前橋市、玉村町と比較しながらお伝えします。
□犯罪発生率
犯罪発生率とは、刑法犯認知件数を人口の総数で割った値です。
刑法犯は、殺人、強盗、強姦、暴行、傷害、窃盗、詐欺、放火などの犯罪を指します。
一般に、人口が多いと犯罪件数は増えるので、事件総数を比較してもほとんど意味はありません。
そのため、このような人口100人当たりの犯罪件数を算出し比較します。
まず、伊勢崎市の犯罪発生率は1.624%(3366件/207221人)です。
次に、前橋市の犯罪発生率は1.314%(4471件/340291人)となっています。
玉村町では、1.186%(445件/37536人)となっています。
※2010年度のデータを参照
比べてみると、伊勢崎市の方が犯罪が発生しやすいと言えます。
この値の人口総数は住民登録に基づくため、昼間や夜間の人口の増減は考慮されていません。
その影響で多少の誤差は生じるので、あくまでも参考程度の指標であることを認識しておいてください。
□交通事故発生率
交通事故発生率とは、交通事故発生件数を人口総数で割り、人口100人当たりの事故発生件数として算出した値です。
群馬県では多くの人が移動手段として車を使っています。
一般的に考えれば、それだけ交通事故は多くなると予測できますが、はたしてどうでしょうか?
伊勢崎市の事故発生率は1.0628%(2213件/207221人)で、前橋市の事故発生率は1.222%(4160件/ 340291人)となっています。
玉村町では、0.858%(322件/37536人)となっています。
交通事故発生率は、玉村町が最も低く、次に伊勢崎市が若干低いという結果ですね。
しかし、全国的にみると群馬県は全国5位の0.953%というデータもありますので、事故発生率は少ないわけではなさそうです。
この指標も人口の増減で変化しますので、参考までに捉えて下さい。
□不審者情報
群馬県警が発表している2018年1月から7月までの不審者に関する情報です。
伊勢崎市では、子供に対する不審者情報が32件、女性に対する不審者情報が10件の計42件です。
前橋市では、子供に対する不審者情報が54件、女性に対する不審者情報が8件の計62件です。
玉村町では、子供に対する不審者情報が4件、女性に対する不審者情報が5件の計9件です。
比較すると、前橋市では子どもを狙った不審者がかなり多いことが分かります。
やはり人口の少ない玉村町では、不審者情報も少ないようです。
女性を狙った不審者はほぼ同じぐらいと言えるでしょう。
□まとめ
以上、伊勢崎市と前橋市、玉村町の犯罪発生率、交通事故発生率、不審者情報を比較しながらお伝えしました。
伊勢崎市は犯罪発生率が少し高く、前橋市は交通事故、不審者が多いという結果でした。
人口の少ない玉村町は、すべての指標において、低かったですね。
こちらのデータを見ながら、注意すべき点を確認して住まい探しに役立ててください。