群馬県の南側に位置し、「20万市民が健康で安心して暮らせる県央都市 いせさき」を標語としている伊勢崎市。
そんな群馬県伊勢崎市は、子どもの教育に特に力を入れている街です。
全国的に見て、教育に力を入れている街は多いのですが伊勢崎市では「英語教育」にいち早く取り組んでいます。
今回は、そんな伊勢崎市の魅力的な教育環境についてご紹介します。
お子さんのいる家庭で群馬県伊勢崎市への移住を考えている方は是非最後までご覧ください。
先ほども少し触れたように、伊勢崎市では教育に特に力を入れており、いち早く英語教育に取り組んでいる街です。
そんな伊勢崎市の英語教育の教育環境とはどのようなものなのか、ご紹介していきます。
現在、英語は小学校でも必修科目となっています。
今日も日本にいても英語が必要となる社会になりつつありますよね。
このように、今後さらにグローバル化が進み英語に触れる機会が多くなると予想されているため伊勢崎市では早期の英語教育に力を入れています。
伊勢崎市では、市立小学校の英語教育に2013年度から取り組んでおり、全国的に見てもかなり早い段階から英語教育に取り組んでいることがわかります。
さらに、その英語教育も小中学校の9年間行っているのです。
つまり、小学1年生から英語教育をするということになります。
早い時期から英語に触れることで、英語への苦手意識を感じさせず、英語を効率よく学ぶことができるのです。
中学生からは本場の英語に触れるための語学研修制度を設けています。
語学研修の目標は3つ掲げられており、それは「Chance(機会を最大限に生かすこと)」「Callenge(何事にも恐れずに挑戦すること)」「Change(自分を大きく伸ばすこと)」です。
この3つの目標をもとに、実際に海外に旅立つ4か月ほど前から、日本の「伝統文化」や、伊勢崎市の歴史・文化などを学ぶ事前研修を行い、伊勢崎市の国際姉妹都市である、アメリカのミズーリ州スプリングフィールド市にて寮生活や実地研修、ホームステイ研修などを経て、現地の人々と実際に触れ合うことのできる機会も設けられています。
語学研修制度は、子どもたちが大きく飛躍できる素晴らしい教育環境と言えるでしょう。
2020年度からは新学習指導要領が実施されます。
これは日本全国共通のものですが、伊勢崎市ではそれに合わせてGTECの導入も予定しています。
GTECというのは、ベネッセコーポレーションが主体となって行うスコア型の英語テストのことを言います。
英語教育に力を入れている伊勢崎市では、このGTECの受験料の一部を負担することも発表しており、さらに子供の育成に力を入れていくことを明らかにしています。
伊勢崎市の素晴らしい教育環境は英語教育だけにとどまりません。
読書好きな子を育てる取り組みを行っているのも、伊勢崎市の教育環境の大きな特徴です。
伊勢崎市では、幼いころから本に親しむための環境づくりに力を入れています。
市民がどのくらいの時間を読書に充てているのかを調査するところから始まり、読書のニーズの把握を行うことで、子どもだけでなく大人も読書を楽しむことができるような環境を作っています。
具体的な活動内容は、親子20分間読書活動・朝読書の推進や子供読書交流会の実施などです。
そうした環境づくりへの熱量は、文科省から「子ども読書の街」の一つに指定されているほどです。
伊勢崎市ではただ読書を推進するのではなく、「楽しく」読書をする習慣を身につけるための工夫を凝らしています。
例えば、読書通帳の配布や図書館FESTIVALの開催など。
図書館FESTIVALとは、伊勢崎市図書館で読書に関する様々な発表や展示を行うイベントのことで、地域はもちろん、学校や家庭などが一体となり読書活動を応援するものです。
絵本作家の講演会やサイン会が行われたり、オリジナルのしおりが作れるコーナーがあったり、他には読み聞かせやクイズラリーが行われるなど、内容は大変盛りだくさんです。
毎年異なる内容が用意されており、楽しく読書に取り組める工夫がたくさん施されているのです。
こうした環境づくりへの取り組みが功を奏し、伊勢崎市図書館は2016年に文科大臣賞を受賞しています。
教育環境について様々な取り組みを行っている伊勢崎市ですが、さらにより良い教育環境づくりのために「21世紀型学力向上プラン」というものも作成しています。
より良い教育環境づくりのための21世紀型学力向上プランは、「考え表現する力づくり」「英語力づくり」「情報活用能力づくり」の3つを主軸においています。
「考え表現する力づくり」では、子どもたちがただ学習することを進めるのではなく、「分かる喜び」や「できる楽しさ」を大切にしているものです。
これによって、子どもたちは楽しく勉強をすることができます。
「英語力づくり」では最初にご紹介したような英語教育の環境によって、伊勢崎市を英語で語ることのできる人材の育成を目標に掲げているもの。
最後の「情報活用能力づくり」は、情報を目的に応じて取捨選択・活用し、論理的に考える力をつけるものです。
今や時代はインターネット社会になってきていますよね。
インターネットの情報はすべてが正しいものとはいいがたく、状況によって情報を使い分ける、すなわち取捨選択できる力が必要になるため、こうした取り組みは必要不可欠なのです。
21世紀型学力向上プラン以外にも、教育環境を良くするためのプランが主に2つあります。
それが「市民性育成プラン」と「地域と世界をつなぐ人材育成プラン」です。
「市民性育成プラン」では、自らの健康と生活を向上する意欲と実行力を育む「生活・健康づくり」、豊かな心を育てることにより人と進んで関わる意欲や態度をつくる「心と心の関わりづくり」、よりよい社会づくりに主体的にかかわることのできる資質を育む「地域へのつながりづくり」の3つの主軸からなっています。
そして、「地域と世界をつなぐ人材育成プラン」でも3つの主軸からなっており、それが「地域とつながる人づくり」、「世界とつながる人づくり」、「未来をひらく人づくり」です。
伊勢崎市では、「21世紀型学力向上プラン」「市民性育成プラン」「地域と世界を繋ぐ人材育成プラン」の3つのプランによって、より良い教育環境を実現するとともに、心身ともに健康な街づくりを目指しています。
ご紹介しているように、伊勢崎市は教育環境への取り組みに、かなりの熱量を注いでいます。
ここまでご紹介した英語教育や読書環境への取り組み、3つの教育プランの他にも、幼稚園・小学校・中学校間の連携や一貫教育にも力を入れているのです。
一貫教育を行うことにより、進学するときにもグレードの差を感じることが少なく、進学することが出来ます。
他にも、連携しているからこそできる幼稚園や小学校の子どもたちの交流など。
小学校と中学校の連携では、「コミュニティスクール」や「未来力学習講座」、「小中一貫英語教育」、「いせさき教育アンバサダーによる授業」など、他にも様々な取り組みを行っています。
今回は、群馬県伊勢崎市が行う教育環境への取り組みについてご紹介しました。
伊勢崎市は英語教育や読書の環境づくり、学力向上プランをはじめとした多様な取り組みを行っています。
子どもから大人まで、のびのびと成長できる街、それが伊勢崎市なのです。