子どもを育てていく環境として、伊勢崎市が注目されているってご存知でしたか?
その秘密は保育園や幼稚園などの施設にあるそうです。
この記事では、特に保育園に注目して伊勢崎市の魅力を解説いたします。
「保育園の入園ってなんだか大変そう」
「そもそも待機児童数が多くて、入園できないこともあるらしいよ」
「どこか相談できる窓口があったらいいのにね」
子育てママたちの間ではよくこんな会話が交わされています。
全国的にみると実際に待機児童数は多く、保育園への入園を希望していても入れなかったり、希望の保育園とは違う園に回されてしまったりすることが少なくありません。
そんな状況を打開すべく、自治体によって保育園を毎年増設するなど、待機児童数を減らすさまざまな取り組みがおこなわれています。
ですが、伊勢崎市内に在住の方には朗報があります。
伊勢崎市内の待機児童数は、なんと『0人』なんです!
なぜ伊勢崎市は待機児童数0を実現できたのか、その理由に注目していきます。
伊勢崎市は、保育園の数が多い自治体です。
特に私立の保育園は29箇所と多く、対応できる児童の数は全国的にみても上位10%以内を誇っています。
公立・私立それぞれの保育園を合わせると、実に5,500人を超える児童の保育が可能となっています。
また認定こども園の数も18園と多く、2,500人を超える児童の入園が可能となっています。
※認定こども園とは保育と教育を一体的におこなう施設を指し、簡単にまとめると保育園と幼稚園両方の良さを合わせもつ園です。
伊勢崎市役所こども保育課の窓口では、子育てコンシェルジュが保育園や認定こども園・幼稚園の入園について相談を受けてくれます。
各家庭の状況を親身に相談でき、それぞれに最適な施設を提案してもらえるのです。
また入園の相談だけでなく、子育てについての相談や子育て支援事業の案内もおこなっています。
なかなか子どものこととなると他人に相談しにくいものですが、行政の事業ということもあり多くの方が日々安心して利用しています。
この子育てコンシェルジュは予約の必要もなく、いつでも気軽に相談することが可能です。
また、生後4ヶ月健診時には各会場に特別ブースが設けられるので、保育を検討されている方はここで相談することもできます。
こうした行政の事業や努力によって、伊勢崎市の待機児童数0人は実現しているのです。
伊勢崎市の保育園では、さまざまな事業による手厚いサポートを受けることができます。
一体どんな事業があるのか、ひとつずつ注目していきましょう。
延長保育とは、仕事や家庭の都合などでやむをえず規定された保育時間を超過してしまう場合、保育の時間を延長できる制度です。
伊勢崎市内の保育園はこの延長保育にほぼ対応しています。
園によって延長できる時間や料金が異なるので、入園の際にはしっかりと確認しておきましょう。
どの園の制度が自分の家庭に合っているかわからない場合には、先述の子育てコンシェルジュに相談できます。
保育園は、一般的にカレンダー通りの休みとなるため休日は運営していません。
休日保育とは、その名のとおり日曜日や祝日などの休日に保育をしてくれる制度のことです。
伊勢崎市の一部の保育園では、この休日保育に対応しています。
急な仕事や冠婚葬祭などで子どもを連れていけないときにも預けることができるので、いざというときに頼りになります。
市内在住であれば、対応する保育園に通っていなくても預けられるのでご安心ください。
ただし、利用するには事前に保育園に申請をする必要がある点には注意が必要です。
一般的に、感染症にかかった児童は他の児童に移ることを避けるため、集団での保育の利用ができません。
病児・病後児保育とは、病気あるいはその回復期にあたり集団での保育ができない期間にも保育してくれる事業のことです。
伊勢崎市の一部の保育園では、この病児・病後児保育に対応しています。
※症状などにより、必ずしも保育ができるわけではない点にはご注意ください。
ここまでは伊勢崎市の保育園についてお話してきましたが、3歳以上の場合には幼稚園に入園するという選択肢もあります。
伊勢崎市内には11の幼稚園があり、子どもに合う園に入園することができます。
ところで、保育園と幼稚園の違いはどこにあるのでしょうか。
また保育園と幼稚園、入園するならどちらがいいのでしょうか。
その違いに注目していきます。
保育園の保育時間は、一般的に7時半~18時頃までといわれています(標準保育時間は8時間・延長保育など特別な制度は除く)。
それに対し幼稚園の保育時間は9時~14時頃までと、保育園に比べかなり短くなっています(標準保育時間は4時間、延長保育など特別な制度は除く)。
保育園と幼稚園では対応する管轄・目的が違います。
保育園を管轄するのは厚生労働省で、その目的は『児童福祉施設』です。
幼稚園を管轄するのは文部科学省で、その目的は『教育施設』です。
保育士は国家資格であり、幼稚園の先生は教諭免許が必要になります。
一見して、保育士は児童の面倒見のいい施設・幼稚園は学業のサポートを事業の中心としている印象を受けませんか。
ですが保育園でも、リトミックや挨拶程度の英会話などを取り入れている園もあるのです。
各園の特色が出る部分でもあるので、事前に入園を希望する園について調べておくことをおすすめします。
また昨今は、福祉と教育どちらの特徴も併せ持った認定こども園が増えてきつつあります。
一般的に、保育園は共働きや療養など何かしらの保育に欠ける事情がある家庭が利用するための施設になります。
そのため自治体によって定められた一定の要件があり、保育可能な年齢に達したからといって必ず入園できるわけではないのです。
それぞれの家庭が対象となるかどうかわからない場合には、子育てコンシェルジュに相談するのが確実です。
一方、幼稚園には特別な要件は設けられていません。
そのため保育可能な年齢に達すれば、入園することが可能です。
ただし先述のとおり、保育時間が保育園に比べ短いため、共働きの家庭は保育園を選択することが必然的に多いようです。
どうしても幼稚園への入園を希望したい場合には、園によって延長保育の制度がある場合がありますので問い合わせてみるのもよいでしょう。
保育料は、比較すると幼稚園のほうが高くなることがほとんどでした。
ですが、2019年10月からスタートした『幼児教育・保育』の無償化により、3歳を超える児童の保育料が無料となりました。
これにより、保育園・幼稚園のどちらを選択するか、家庭の事情や考え方で選べるようになったのです。
この機会に、子どものためにどちらがより良い選択なのかを今一度考えてみるのもいいかもしれませんね。
全国的に待機児童数0を実現できている自治体はまだまだ少ないなかで、その達成と同時に子育てコンシェルジュのようなサポート体制も整っている伊勢崎市。
子どもを育てていく環境として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。