群馬県高崎市は群馬県の南西部に位置し、旧群馬郡や碓氷郡など周辺の町が合併され、今では群馬県最大の人口を誇る中核都市になりました。
そんな高崎市ですが、じつは「全47都道府県幸福度ランキング」の第3位にランクインしたこともあるほど住みやすく人気のある街です。
家賃はワンルームで平均4万円前後と都内に比べてリーズナブルですし、保育所の待機児童ゼロを実現し、自校方式の給食制度で食物アレルギーをもつお子さんに個別に対応する「奇跡の給食」を提供しています。
東京圏に住んでいると人口が密集していることから感染症リスクがアップするため、お子さんをパンデミックから守る目的で高崎市への移住を検討するのもおすすめ。
子育て世代だけではなく独身者やシニア世帯も、自然が多い、家賃が安い、さらに治安がよくて公共交通網が発達しているなどの理由で移住先として検討されている方も多いのです。
魅力的な移住先として人気のある高崎市ですが、さらにその魅力に迫ってみたいと思います。
群馬県は日本一物価が安いことから住みやすいことが知られています。
物価指数の全国平均が100のところ、東京の物価指数は104.4、群馬は95.9で東京都内はもちろん全国平均より物価が安く暮らしやすいエリアです。
群馬県は日当たりと水はけのよい土壌に恵まれた、小麦の一大産地。
小麦を使ったうどんやそばはスーパーマーケットで一玉19~29円という信じられない低価格で販売されています。
焼きまんじゅうや水沢うどん、太田焼そばなど小麦粉を使った名産品も多く、グルメも満足。
高崎市のワンルーム物件の平均家賃は約4万円、2LDK~3DKのファミリー向け物件の家賃も約6万円と都市部に比べてかなりリーズナブルです。
高崎市は交通の要所として重要なエリアで、上越新幹線、高崎線、上越線、信越本線、八高線(JR東日本)だけではなく、上信線もあり公共交通が発達。
高崎市内には「関越自動車道」など3つの高速道路があり、車で生活するにも便利です。
高崎市は子育て支援が手厚く、共稼ぎのご夫婦にも住みやすい人気の街。
市内には15か所の子育て支援センター、2か所の児童センター、5か所の児童館があり、相談窓口では担当者が子育てに関する疑問や不安について親身にアドバイス。
不妊治療にも手厚い支援をおこなっており、妊活を考えている方にもおすすめです。
群馬県は県をあげて移住支援を促進しており、とくに「群馬県移住支援金事業」には注目。
この事業は一定要件をみたした移住者に移住支援金を支給する制度で、たとえば2人以上の世帯で移住する世帯に対して100万円、単身でも60万円の移住支援金が支給されるのは嬉しいですね。
ほかにも空き家バンク活用や東京方面での相談イベントなどがあり、移住を検討している方が都内で相談しやすい環境も整っています。
移住支援金事業は「東京圏に住む方がそれ以外の地域に移住する方を支援するための制度」で、一定条件を満たした移住者に支援金を支給する群馬県の事業です。
群馬県では2019年に県内すべての市町村がこの制度に加入しており、高崎市以外の市町村に移住しても支援金が受給できます(条件を満たした場合のみ)。
ただ条件にあえば無制限に支援金の支給ができるわけではなく、上限額に達した時点で事業は終了します。
そのため予算枠があるかどうかを事前に確認するために、移住を決断した方は仮申請を申請してもらい、移住後に本申請をおこなう2段階申請を採用。
移住支援金の支給には細かい要件がありますが、大きくまとめると「東京圏に住む方が群馬県内の市町村に移住し、さらに移住支援金のマッチングサイトに掲載されている求人施設に新規で就職すること。さらに本申請後5年間は移住先に住み、就業や起業を継続する意思があること」となります。
起業を考えている方は「群馬県又は他の都道府県地方創生推進交付金を活用して実施する起業支援事業に応募申請し、交付決定を受けている」という要件を満たす必要があります。
支援金の受けとりを考えている方は、要件に適合しているかどうか事前の問い合わせが必要です。
「高崎市は住みやすいらしいから、ちょっと説明だけでも聞いてみようかな」と興味はあっても、都内に住んでいるとわざわざ高崎市まで足を延ばすのはむずかしいもの。
そこで活用していただきたいのが「東京都内にある相談窓口」です。
千代田区有楽町にある東京交通会館8階ふるさと回帰支援センター内に相談窓口が設置されており、群馬県への移住を考えている方の窓口になっています。
火曜日から日曜日の10時から18時まで対応しているので、会社がお休みの土日に相談できるのが嬉しいポイントですね。
群馬県が開設している相談窓口なので、移住相談だけではなく群馬県内での就職相談にものってくれます。
移住先で心配なのは就職先があるかどうかですが、それ以上に「住める物件はあるのか?」という心配や疑問も。
群馬県では各市町村が運営している「空き家バンク」があるため、空き家や空き土地の情報をチェックすることができます。
もし希望する物件がなければデータバンク上に「家屋の賃貸希望」として登録しておくと、物件情報をすぐに送ってもらえるのでチャンスを逃しません。
高崎市では家賃月額26,000~41,000円の公営賃貸住宅(ふるさと住宅)の紹介、高崎市移住促進利子補給制度、空き家事務所・店舗改修助成金、定住促進空き家活用家賃助成金など、移住者の生活に欠かせない「住」をサポートする施策が豊富です。
高崎駅は上越新幹線の停車駅があり、東京や新潟、長野方面への移動がとてもスムーズ。
上越新幹線を利用すれば、高崎駅から東京駅まで約1時間で到着する利便性のよさが魅力です。
上越新幹線だけではなく、JR高崎線やJR上越線、JR信越本線、JR八高線、さらに上信電鉄も高崎駅に乗りいれしており、まさに公共交通網の要。
もちろん高崎市内には群馬バスや関越交通、群馬中央バスなどのバス会社がバスを運行していますので、市内での移動も楽々です。
「高崎市は便利がいい、暮らしやすい」と人気がありますが、これだけ公共交通網が発達していれば納得ですね。
高崎駅にはたくさんの商業施設がありにぎわっています。
高崎駅西口にある「高崎タカシマヤ」をはじめ、ショッピングモールの高崎オーパ、高崎モントレー、イーサイト高崎、量販店のLABI1高崎など買い物に便利な施設多数。
大型商業施設以外にも商店街があり、高崎市中心部で生活するなら徒歩範囲にさまざまなお店があり満足度が高いのがメリットです。
高崎駅の近くにはレンタカー会社もあり、6時間約5,000円程度の手ごろな価格で車を借りることができます。
車の利用頻度が低い方は維持費や駐車場代をカットできるレンタカーがおすすめ。
「地方都市だから車は必需品」ではなく、住むエリアや車の利用頻度によってはレンタカーを利用する方がお得なのです。
群馬県高崎市は交通便利で子育て支援や住宅支援が充実しており、移住先として人気の街。
上越新幹線を使えば東京から片道1時間で高崎駅まで到着するなど、都心へのアクセスもスムーズです。
さらに物価の安さや治安のよさ、買い物など利便性のよさはもちろん、移住者に対する支援もしっかりしている高崎市なら安心して生活できますね。