近年、お部屋のインテリアを楽しむ人が増えています。
より自分らしいインテリアを実現できるのがDIYです。
収納棚などを作る簡単なDIYから、フローリングなど本格的なDIYまで、さまざまなDIYが人気です。
お部屋の雰囲気をガラリと変えることができる、壁紙DIYにトライする人も多いようですね。
壁紙を自分で貼るのは大変なのでしょうか?
この記事では、壁紙を自分で貼るDIYのやり方や注意点について紹介します。
お好みの壁紙にDIYして、素敵なお部屋に変身しましょう!
壁紙は、自分でDIYすることができるのでしょうか?
壁紙DIYは、その種類やサイズによって難易度や大変さが異なります。
注意点に気をつけさえすれば、壁紙を自分でDIYすることは可能です。
DIYできる壁紙は、大きく分けて3種類あります。
それぞれの特徴を紹介しますので、自分にあった壁紙を使用しましょう。
・生のり付き壁紙
壁紙の裏に、のりがすでに付いている壁紙です。
フィルムを剥がせば、そのまま壁に貼ってDIYすることができます。
壁紙を開封しない場合でも、1ヶ月ほど経過すると、のりが乾いてしまい、くっつかなくなってしまうこともあり、注意が必要です。
比較的簡単に貼ることができます。
・貼って剥がせるシール式壁紙
DIY初心者でも、比較的簡単に壁紙DIYできるタイプです。
シール式になっているため、シートを剥がせば、そのまま壁に貼ることができ、大変さはありません。
貼って剥がせるため、賃貸にお住いの人にもおすすめです。
・輸入壁紙
輸入壁紙の魅力は、なんといっても、そのデザインの豊富さにあります。
国産の壁紙では見かけないような、センスの良いおしゃれな壁紙がたくさん!
しかし、輸入壁紙は、のりが付いていないため、自分でのりを塗ってから、貼らなければならず、少しほかの種類と比較すると大変です。
壁紙をDIYするときの注意点やポイントを紹介しますので、しっかりとチェックしておきましょう。
・必要な道具を準備しておく
壁紙をDIYする前に、最低限必要な道具をすべて揃えておきましょう。
道具が揃っていないと、途中で大変になってしまいます。
カッター・ハサミ・ヘラ・ローラー・撫でハケ・カット定規のほか、バケツ・脚立・雑巾・メジャーも必要です。
のりを自分で塗るタイプの壁紙の場合は、のりも必要になります。
・下地処理をする
壁紙をきれいに貼るためには、下地処理作業が必須です。
すでに貼ってある、古い壁紙は剥がしておきましょう。
継ぎ目から剥がすと、簡単に剥がれます。
また、コンセントのプレートやカーテンレールなど、取り外しが可能なものは、すべて外しておくと、スムーズに作業が進みます。
家具なども移動させておきましょう。
壁に凹凸がある場合は、下地処理剤を塗っていきます。
・のりをきれいに拭き取る
まず、壁紙を貼り始める位置を決めて、印をつけます。
失敗してしまっても、目立たない場所から貼っていくのがおすすめです。
できるだけまっすぐ垂直に壁紙の端を壁に合わせて貼り、壁紙の真ん中からハの字を描くように、空気を逃していきます。
手のひらを使って、壁紙を壁に貼り付けて、仕上げに撫でハケで空気を押しだしましょう。
枠についたのりは、ていねいに拭き取ってください。
のりが残っていると、シミや汚れの原因となってしまうため、きれいに拭き取ることが、上手に壁紙を貼るDIYのポイントです。
・余分な壁紙をカットする
地ヘラを角に当てて、カッターを沿わせるようにして、壁紙の上下の余分な部分をカットします。
カッターは壁から離さずに、スライドさせるようにしながらカットするのがコツです。
切れ味の悪いカッターを使用すると、失敗してしまうため、よく切れるカッターを使いましょう。
コンセントなどの部分は、注意しながら切り込み処理を行います。
・つなぎ目の隙間を処理する
壁紙と壁紙の間に隙間ができてしまったら、隙間にコーキング剤を入れます。
つなぎ目を指で軽くなでつけながら、なじませたら、固く絞ったスポンジで拭き取ります。
壁紙のつなぎ目が目立たず、きれいに仕上がりますよ。
使用する壁紙によって、お部屋の雰囲気が大きく変わります。
なかなか自分が気に入るデザインの壁紙を見つけることができないと、お悩みの方もいるようです。
壁紙DIYでは、ほとんどの場合、市販の壁紙を使用しますが、壁紙自体を自作することはできるのでしょうか?
結論からいうと、自分だけのオリジナル壁紙を自作することは、可能です。
自分でデザインした、写真や画像、文字などを使用した壁紙を作成してくれる、オーダーメイド壁紙専門のショップがあります。
しかも、貼ってはがせる壁紙を作ってもらえるため、壁紙を自分で貼るときも簡単です。
ショップのサイトで、文字や柄などを選んで、簡単に自作壁紙をデザインすることができるため、初心者にもおすすめです。
オーダーメイド壁紙ショップに依頼するのではなく、自分で壁紙に印刷して、壁紙を自作する方法もあります。
専門店に依頼するよりも、大変にはなります。
UVプリンタまたは、ラテックスプリンタを使用して、デザインしたものを、フリース壁紙に印刷して、壁紙を自作します。
UVプリンタなどが使用できる、Fabスペース(アナログ・デジタル工作機械が使える施設)を利用すれば、手軽に壁紙を自作することができます。
壁紙を剥がすときのポイントは、裏紙が残るように剥がすことです。
壁紙を張り替えて、そこまで年月が経過していない場合は、案外簡単に古い壁紙を剥がすことができ、裏紙が残る状態にすることができます。
しかし、壁紙の裏紙まで剥がれてしまったり、石膏ボードのグレーの部分が見えてしまったり、はたまた壁紙が全然剥がれなかったりすることもあります。
このように剥がすのが大変で、上手く壁紙を剥がすことができない場合は、壁紙が古すぎるケースがほとんどです。
古い住宅の場合は、壁紙とパテが、きちんと接着できていないこともよくあるようです。
昔は、今と違って、パテの品質がよくなかったという理由も考えられるようです。
経年劣化や、のり、壁紙の材質などにより、剥がすのが大変で、少しずつしか剥がれないということもあるでしょう。
壁紙が上手く剥がれない場合は、無理せず業者にお願いするのがベターです。
なかなか剥がれない壁紙を、素人が無理に剥がそうとすると、壁紙ではなく、壁自体に傷をつけてしまい、住居を傷めてしまうことになりかねません。
そうなると、補修作業などに、さらに費用がかかってしまうようになり、のちのち、大変なことになってしまいます!
・業者に依頼するときの価格は?
業者に壁紙を剥がしてもらうときの費用は、どれくらいかかるのか気になりますね。
壁紙の状態や、業者にもよりますが、だいたい壁紙剥がし工事は、1平方メートル当たり、150円前後が相場となっています。
さらに、業者手配や交通費など、職人一人あたり4000円前後が必要になるケースが多いようです。
どのようなリフォームの場合もそうですが、信頼できる業者にお願いすることが、重要なポイントになります。
壁紙のDIYは、初心者にとってはやや大変な部分もありますが、少しずつゆっくり作業を行えば、案外上手に完成します。
壁紙DIYをすれば、コストを抑えながら、より自分好みのお部屋のインテリアに変えることが可能です。
ぜひ、壁紙DIYにチャレンジして、素敵なお部屋に仕上げてみてくださいね!