前橋市の取り組みとして、2013年から前橋市情報化推進アクションプランに基づいて、ICTの導入が推進されていることをご存じですか?
あまり聞き慣れないICTですが、これは前橋市を便利にしたり、業務の効率化を図ったりするものとして重要な施策です。
この記事では、前橋市情報化推進基本方針と毎年策定されるアクションプランについて紹介します。
前橋市情報化推進基本方針の基本的な考え方と推移について
前橋市は、情報化に関する計画を策定しており、この計画に沿ってICTの効果的かつ効率的な利活用に取り組んでいます。
5年、10年など帰還が固定された計画では、技術やサービスなどが急速に進む高度な情報化社会への対応が難しいことから、期間を定めず情報化を確実に進めるための「前橋市情報化推進基本方針」策定されました。
ここでは、前橋市情報化推進基本方針とアクションプランについて紹介します。
<市民の誰もが日常的なICTを利用できるまちづくり>
ICTといえば、ビジネスや教育だけでの導入を考える方もいるかもしれませんが、福祉・観光・医療・災害対応などの利用にも効果的です。
円滑なコミュニケーションの実現として講演での同時翻訳、障害者や高齢者に対して優しい街であるためのシステム導入が予定されており、一部ではすでにICTを活用している現場もあります。
アクションプランは毎年策定されており、その年の現況や前年の取り組みを振り返ったうえで新しくプランが構築されているため、常に新しい情報化が進められているといえるでしょう。
<3つの柱である基本目標をもとに取り組みを行う>
前橋市情報化推進基本方針では、
・ICTマネジメント
・情報の共有、活用
・連携、協働
の3つの柱が基本目標とされており、基本理念である「情報のひびきあうまち・まえばし」の実現に向けてさまざまな取り組みが行われています。
前橋市と事業者や市民・地域、大学などの研究・教育機関、さらに他自治体と連携を行うために、前橋市の教育やビジネス・市民の生活において利便性の高い街へと進化していくことでしょう。
前橋市情報化推進アクションプラン2020の取り組みについて
上記で紹介した3つの基本目標において、2020年度は以下のような取り組みの予定・検討が行われています。
①ICTマネジメント
2019年度は、RPA(Robotic Process
Automation バックオフィス業務の自動化)およびOCR(Optical
Character Recognition機械で文字を取り込み電子テキスト化)の導入に向けて実証実験が行われ、これに伴い群馬県庁の各課での定型業務の効率化が図られます。
また、行政と学校現場のセキュリティ監査を実施、職員および教員のセキュリティ意識向上、新移動通信システム5Gを活用したまちづくり施策の検討が予定されています。
②情報共有・活用
交通の分野において、交通サービスの移動機能のうち、検索・予約・決済をひとつのサービスとして提供するMaas(ICT活用によるマイカー以外の交通手段のサービスをひとつにまとめたもの)を前橋市内において実施予定です。
児童手当手続きのオンライン申請である、子育てワンストップサービスのスタートが予定されています。
③連携・協働
マイナンバーカードの普及促進、マイナポイントや健康保険証の活用などについて、スムーズな導入が予定されています。
バーチャルキャラクターの活用や、自治体スマートプロジェクトなども予定されており、他自治体でも例の少ない、最先端ソリューションの活用についても研究が進められるでしょう。
まとめ
情報化の推進、ICTの導入がさらに進めば、前橋市はよりグローバルで利便性の高い街へ進化していくことが想定されています。
前橋市独自の文化や歴史も、ICTとうまく融合すれば、歴史の継承や普及にもつながるかもしれません。
情報化の環境が整って、すべての人にとって暮らしやすく、市外からいつ訪れてもよい環境である前橋市になると良いですね。
私たちセンチュリー21ゼクストプランでは、敷金礼金無料の賃貸物件情報を多数取り扱っております。
売却査定も行っておりますので、お気軽にお問い合わせください。