何にも利用されていない土地を所有しており、税金だけを支払って毎年赤字になっている方もいるかもしれません。
そのような方は、遊休地を有効活用することを検討してみてはいかがですか?
そこで今回は、遊休地の定義と種類、有効活用するための方法を紹介します!
遊休地の定義とは|土地の概要と遊休農地について
ここでは、遊休地の定義と似た意味を持つ言葉について解説します。
土地活用をする前に知っておきたい単語をピックアップしました。
<遊休地とは?>
遊休地とは、宅地・農地など何にも利用されていない、利用されずに遊んでいる土地のことです。
遊休地と似た言葉に「遊休土地」といった言葉がありますが、これは土地取得後、2年以上利用されていない土地を意味します。
国土利用計画法の許可・届け出を取得後2年経過しても利用されず、都道府県知事が利要素進める必要があると認めた土地であり、遊休土地であると通知を受けて6週間以内に利用・処分を届けなければいけません。
<遊休農地・耕作放棄地とは?>
遊休農地は農地法で、
・現に耕作の目的に供されておらず、かつ、引き続き耕作の目的に供されないと見込まれる農地
・その農業上の利用の程度がその周辺の地域における農地の利用程度に比し、著しく劣っていると認められる農地
このように定義されています。
一方、耕作放棄地は、以前耕地であったもので、過去1年以上作物を栽培せず、しかも、この数年の間に再び耕作するはっきりした考えのない土地のことです。
遊休農地は、周辺と比べると利用比率は低いものの農業を営んでおり、耕作放棄地は過去1年以上まったく耕作をしていないといった、利用の機会の程度に違いがあるといえます。
遊休地の定義とは|土地を有効活用できる方法
遊休地は、活用せずに放置していると固定資産税・都市計画税がかかってしまい赤字になってしまいますよね。
赤字にならないように、うまく土地を活用すれば想像以上の収益になるかもしれません。
遊休地を活用する方法としては、以下のようなものがあります。
・土地売却
・賃貸住宅の建築
・借地
・駐車場経営
土地売却、賃貸住宅の建築、借地(土地を貸す)といった方法は、土地の有効活用において一般的といえるでしょう。
税金の支払いや管理が必要なくなる土地の売却は、将来的なことを検討すれば最も手軽な方法であり赤字が続くことはありませんが、定期的な収入にはなりません。
賃貸住宅(アパート)の建築や土地を貸すといった方法は、需要のあるエリアでなければ経営が難しくなりますが、地域によっては大きな収入になる可能性があります。
駐車場経営も同様に需要のあるエリアであるかを見極めなければなりません。
しかし、初期投資費用が少ないこと、アパートなどに比べると管理の手間があまりないといったメリットがある、遊休地を有効活用できるひとつの手段です。
まとめ
遊休地の定義は、何にも利用されていない土地といった意味ですが、似たような言葉に、遊休土地・遊休農地・耕作放棄地といったものがありました。
法律や詳細なことをいうと、どれも違う意味を持つものであるため、この機会に違いを理解しておいてくださいね。
遊休地がある場合は、売却もしくは有効利用すると赤字にならずに済むかもしれません。