国土交通省が発表した「建築着工統計調査報告(年計)」によると、平成30年(2018年)に着工した分譲住宅は、ほぼ前年並みの25万5,263戸でした。
その内訳として、マンションが前年比3.8%減の11万510戸、一戸建て(建売住宅)は前年比3.0%増の14万2,393戸となってて、建売住宅の人気が伺えます。
今回は、その建売住宅に関して購入する際に重要なポイントをご紹介します。
なかでも今回は、「階段」「トイレ」「環境」に焦点をあててご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
建売住宅では階段とトイレを入念にチェックすべき!その理由もご紹介
建売住宅を購入する際のチェックポイントについてご紹介します。
一般的な建売住宅は2階建てで、1階にLDKとバス・トイレなどの水回りがあり、2階には個室があることが多いですよね。
階段やトイレは、住まいづくりに対する考え方があらわれやすい場所なので、まずはそこをチェックしましょう。
階段は「安全」に関してもっとも配慮されるべき場所です。
傾斜が緩やかで、踊り場があり、手すりが握りやすいのが理想です。
踊り場があれば、仮に足を滑らせてもそこで止まる可能性があり、手すりがあればさらに安全性は高まります。
また、2階トイレがある物件の場合、2階のトイレは1階のトイレのサブ的位置づけで、重視されていないこともあります。
そのため、トイレットペーパーや掃除道具を置く場所がないなど、実用性に欠けるケースもあります。
収納庫まではなくても、トイレ用品が置けるスペースや棚などの有無を事前に確認することをおすすめします。
住まいに重視すべきは何?建売住宅の階段やトイレの実用性だけでなく「環境」も重視しよう!
住宅を選ぶ際に、立地条件やデザインばかりを重視してしまうという方も多いかと思います。
しかし、数十年住み続ける住まいであることを考慮すると、「環境」も重要なポイントです。
日々の生活はもとより、災害時の対策が講じられているか等を、できるだけチェックしてみてください。
快適な生活を守るためには、周辺地域の防災インフラやコミュニティなどの「環境」づくりが欠かせません。
近年、各地で大規模災害が起こる確率も高まっており、それに対して地域ぐるみで安全を守る取組みが行われています。
郊外型の比較的規模の大きな住宅開発では、分譲住宅地に住む住民の交流を促す「しかけ」を取り入れるケースも増えています。
その例をご紹介しましょう。
・分譲住宅地内の公園に「カマドベンチ」を設置
通常は普通のベンチですが、災害時にはカマドとして煮炊きに使え、団地だけでなく地域住民への食事提供の場として活用できるようになっています。
・分譲住宅地内の植栽を維持管理する項目を策定
地域内の植栽を住民自らの手で行うことにより、日々の住民同士の交流を促進します。
これにより、住民同士の団結力は高まり、防災、さらには防犯にも役立っています。
分譲住宅地の自然なコミュニティ形成につながるこのような手法は、「きれいなまち」「あんぜんなまち」「住みやすいまち」として、分譲住宅地の質の高さを効果的に維持できるため、近年、各地で取り入れられています。
まとめ
今回は、建売住宅を選ぶ際に重要なポイントとして、「トイレ」「階段」「環境」についてご紹介しました。
実際に住まいを探す際には、デザインなどももちろん重要ですが、こういった点も意識してみてください。
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