一人で通帳とにらめっこしていても、なかなか前には進みません。
そんなときに頼りになるのが、「ファイナンシャルプランナー」です。
家族構成や収入状況などを踏まえて、家族全体のライフプランとともに計画的な不動産購入までの道のりを示唆してくれます。
そこで今回はあなたの人生設計を一緒に考えてくれる「ファイナンシャルプランナー」についてご紹介します。
不動産購入の計画を「ファイナンシャルプランナー」に相談するメリットとは?
「ファイナンシャルプランナー」には、2つの種類があります。
・「ファイナンシャル・プランニング技能士」(FP技能士)
こちらは国家資格となり、難しい順で1級・2級・3級とわかれています。
実施団体は日本FP(ファイナンシャル・プランナーズ)協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2団体です。
・民間資格である「CFP」・「AFP」
「CFP」のほうが難易度が高くなります。
こちらの実施団体は、日本FP協会です。
FP技能士1級と「CFP」、そしてFP技能士2級と「AFP」が同等の水準とされています。
「ファイナンシャルプランナー」はどういった知識を持った人たちなのかを、FP技能士1級の試験を例にご紹介します。
<FP技能士1級の学科試験>
A.ライフプランニングと資金計画
B.リスク管理
C.金融資産運用
D.タックスプランニング
E.不動産
F.相続・事業承継
<FP技能士1級の実務試験>
・個人資産相談業務
・中小事業主資産相談業務
・生保顧客資産相談業務
・損保顧客資産相談業務
これだけ盛りだくさんの内容になっています。
お金に関するあらゆる知識を網羅している試験に合格した「ファイナンシャルプランナー」は、お金と家計の専門家と言えるでしょう。
「ファイナンシャルプランナー」に家計診断をしてもらえば、これからのライフプランの道筋が明確になります。
不動産購入の計画を「ファイナンシャルプランナー」に相談するときに必要なものとは?
「ファイナンシャルプランナー」に相談に行くときに必要なものは、家計に関するものすべてです。
・資産の残高明細(貯金・株など)
・収入が確認できるもの(源泉徴収票や確定申告書の控え)
・毎月の支出がわかるもの(家計簿がなければメモでもOK)
・ローンがあれば借入額と借入残高、返済予定表など
・保険に加入している時にはその資料
・ねんきん定期便があれば用意
・不動産購入のときには物件の資料やローンの計算書
日頃あまりこういった書類を確認していない人なら、この機会に家庭の資産を把握してこれからの人生設計を考えるようにしましょう。
これらの資料をもとにファイナンシャルプランナーに不動産購入の相談をします。
今購入を考えている不動産は無理なく買える範囲のものであると診断がでて、具体的な計画が見えてきたら、購入の方向で検討してみましょう。
まとめ
不動産購入を含めてこれからのライフプランを立ててみたい方はお金と家計の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。
不動産購入にはしっかりとした資金計画および人生設計が必須です。
ファイナンシャルプランナーに相談すると、今まで漠然と捉えていた家計の全貌を認識できて、不動産購入の目安を立てやすくなります。