埼玉県本庄市にはさまざまな施設や観光スポットがあります。
もし、地域の歴史に触れられるスポットに行ってみたいのであれば、競進社模範蚕室(きょうしんしゃもはんさんしつ)がおすすめです。
今回は、埼玉県本庄市にお住まいを検討されている方向けに、競進社模範蚕室の概要や見どころをご紹介します。
埼玉県本庄市にある競進社模範蚕室!その概要とは?
まずは競進社模範蚕室の概要についてご紹介します。
埼玉県本庄市はかつて養蚕が盛んだった町の一つです。
蚕室とはその名のとおり蚕を飼う施設のことで、競進社模範蚕室は養蚕技術の改良のためにその一生を捧げた木村九蔵の手により、明治27年に競進社児玉伝習所の中に建設されました。
競進社は、明治時代に養蚕を改良し、その技術を伝えるために作られた組織です。
そして、競進社模範蚕室という名称は、ほかの蚕室の模範となるような蚕室という意味が込められているようです。
以前は児玉地域だけでも2,000軒を超える養蚕農家があったということで、本庄市は養蚕が身近な地域でした。
ですが、現在では養蚕農家そのものが減り、わずか数軒となった養蚕農家の担い手も高齢化が進んでいるのが現状です。
競進社模範蚕室は、馴染みのなくなった養蚕を現在に伝えるための重要な施設と言えるでしょう。
埼玉県本庄市にある競進社模範蚕室の見どころは?
競進社模範蚕室は、近代の養蚕業の発展を現代に伝える重要な遺産として、埼玉県の有形文化財に指定されています。
競進社模範蚕室の内部は4つの部屋に分かれており、それぞれの部屋に炉と吸気口が設けられ、天井は通気性を高めるために格子状の構造となっています。
また、外観を見るとわかるように、屋根には4基の高窓が取り付けられており、綿密な温湿度を保てる作りになっているのです。
当時は湿度や温度の調節には火鉢が利用されていました。
さらに、直射日光に弱い蚕のために廊下は二重障子となっており、室内に強すぎる光が差し込まない工夫がされています。
建物自体もとても興味深いですが、それだけに留まらず、室内には養蚕の際に実際に使用されていた道具なども数多く展示されており、見どころは満載です。
なお、競進社模範蚕室では現在、新型コロナ対策として手指の消毒やマスクの着用のほか、入館者カードの記入を依頼しています。
また、職員による展示解説は当面中止となっていますので、足を運ばれる際はご注意ください。
●所在地:埼玉県本庄市児玉町児玉2514-27
●開館時間:9時~16時半
●定休日:月曜日(休日の場合は翌日)、年末年始
●入館料:無料
●アクセス方法:JR八高線児玉駅より徒歩5分
●駐車場:あり
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まとめ
埼玉県本庄市にある競進社模範蚕室は、明治時代に養蚕の技術を伝えるために作られた施設です。
建物自体が貴重なだけでなく、実際に養蚕の際に使用されていた道具の展示などもあり、見どころは満載です。
養蚕に興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか。
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