ZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を超える住宅として注目されている、LCCM住宅をご存じでしょうか?
環境や健康・家計に優しい住宅と言われるLCCM住宅ですが、どんな家なのか良く知らない…という方も多いかと思います。
そこで今回は、LCCM住宅を購入するメリット・デメリットや補助金について解説します。
LCCM住宅とは?認定の条件や補助金について
LCCM住宅とは、ライフ・サイクル・カーボン・マイナス住宅のことで、CO2排出を抑えながら再生可能エネルギーを生み、廃棄に至るまでの長期間でCO2収支をマイナスにする住宅です。
CO2排出量をプラスマイナスゼロにするZEH住宅と比較すると、LCCM住宅はCO2排出量をマイナスにできるのが特徴です。
LCCM住宅の認定を受ける条件として、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)の戸建て評価認証制度に基づき認証された環境効率ランクがSまたはAである必要があります。
かつ、ライフサイクルCO2ランクが5つ星である住宅である必要があります。
もしくは、国がおこなうサステナブル建築物等先導事業LCCM住宅部門において補助金の交付を受けた住宅であること、いずれかの条件を満たしていなければ認定されません。
また、LCCM住宅を建てると国から補助金を受けることができ、補助金の金額は2018年度は一戸あたり上限125万円でした。
LCCM住宅を購入するメリットとは?
LCCM住宅を購入する最大のメリットは、断熱性が高く光熱費が安いという点です。
LCCM住宅は、断熱性や気密性の高い材料を使用しているため断熱性が高く、消費エネルギーが少なくても夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。
室内の温度を保ち、温度変化を少なくしてくれるため、冬場に起こりやすいヒートショックの対策にも効果的です。
また、LCCM住宅は建築時から解体・廃棄に至るまで、住宅のライフサイクルをとおしてCO2排出量をマイナスに抑えることができるのも大きなメリットです。
CO2排出量をマイナスに抑えるため、環境にも人にも優しい住宅として注目されています。
LCCM住宅を購入するデメリットとは?
メリットが多い一方で、LCCM住宅を購入するデメリットとして挙げられるのが初期費用が高いという点です。
CO2削減を実現するために、太陽光システムや高性能断熱材などの設備を導入するため、一般的な住宅よりも初期費用がかかります。
また、太陽光パネルを多く積めるように屋根の形状などに制限が生じるケースがあり、間取りにも影響することがあるため注意が必要です。
LCCM住宅を建てる際には、まず対応している建築会社を見つける必要があります。
LCCM住宅が商品化されるようになったのはここ数年なので、まだ対応していない建築会社があるのも現状です。
まとめ
LCCM住宅は、光熱費が安く断熱性が高いのがメリットですが、一方で初期費用や間取りの制限がかかるケースがあることを把握しておきましょう。
今後の新築住宅は、省エネで環境にやさしい家が多く取り扱われると予想されているため、マイホーム購入の際には検討してみてくださいね。
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