近年、不動産投資として注目されているのが、投資用不動産を購入して入居者に貸し出し安定した家賃収入を得る方法です。
しかし、長期的に収益をあげるためには不動産を購入するだけでは足りないため、さまざまな工夫が求められます。
そこで今回は、初めての大家業をスムーズに進めるために知っておきたい、賃貸借契約までの流れや管理委託・自主管理について解説していきます。
大家になってから賃貸借契約までの流れ
借りる側の立場で賃貸借契約を結んだ経験がある方は多いかと思いますが、貸す側の立場で契約を結んだ経験がある方は少ないですよね。
初めての大家業は不安も多いですが、スムーズに進められるように賃貸借契約までの流れを把握しておくと安心です。
まず、物件のリフォームや清掃のめどが立ったら、入居者探しを始めます。
入居者の募集は不動産会社に依頼するのが一般的で、周辺地域の相場や慣習などを参考に相談しながら内容や条件を決めていきましょう。
賃貸借契約の条件が決定したら、基本的には不動産会社からの連絡を待ち、入居希望者が現れたら賃貸借契約へと進みますが、家賃保証会社を設定している場合は審査がおこなわれます。
審査にとおったら契約内容を確認し、賃貸借契約を締結する流れです。
初めての大家業をスタートする際に知っておきたい管理委託とは？
管理委託とは、物件の管理を管理会社に委託することを言い、管理会社はオーナーから管理手数料を受け取り管理業務全般を請け負います。
業務内容は、入居者募集や契約の締結・更新、家賃の入金管理・クレーム対応・退去時の立会いなどが該当します。
管理委託のメリットは、面倒な管理業務をおこなわなくて良い点と、遠方の不動産を所有することができるという点です。
一方で、管理会社に管理手数料を支払う必要があるため、利益がすくなくなる点がデメリットと言えますが、すべての業務を自分でおこなうのは負担が大きいため、プロに委託するのがおすすめです。
初めての大家業をスタートする際に知っておきたい自主管理とは？
自主管理とは、賃貸物件の管理を管理会社に委託せずにオーナー自らが管理することを言います。
入居者の募集や賃貸契約の締結、家賃の管理やクレーム対応など、すべての業務をオーナーが負担する方法です。
自主管理のメリットは管理手数料を払わなくて良いという点ですが、一方で多くの業務をこなすには手間と時間がかかり大きな負担となる点がデメリットと言えるでしょう。
まとめ
大家業の仕事はさまざまで、管理委託か自主管理を選択しますが、大家さんの多くが管理会社に管理を委託しているのが現状です。
管理委託は手数料が発生しますが、拘束時間や精神的負担を軽減できるという点を考慮して判断するようにしましょう。
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