中古不動産購入にあたっては、その後のトラブルを避けるためにも、気をつけて確認しておきたいポイントがいくつかあります。
そのひとつが、給排水の配管です。
この記事では、中古不動産購入時に気をつけたい給排水の配管について解説します。
トラブルの例や確認方法などに触れて説明するので、ぜひ参考にしてください。
中古不動産購入時に気をつけたい給排水の配管について~トラブル例~
給排水の配管関連で生じやすいトラブルの例としては、まず劣化によるサビの混入が挙げられます。
1997年以前に設置された給排水の配管の場合、亜鉛メッキの鋼管であるケースがほとんどです。
亜鉛メッキの鋼管だと、経年劣化によってサビやすくなっており、メンテナンスに気をつかう必要があります。
放置しておくと「赤水」と呼ばれるサビ混じりの水が出てきます。
真っ赤な水が出てくる場合は末期症状で、劣化が進んでいると透明でもサビ混じりの可能性があるので注意が必要です。
さらに悪化すると、水漏れや配管の割れといった、さらなるトラブルを引き起こしかねません。
浸水などで他の住民の部屋まで被害が広がった場合、損害賠償責任に問われる恐れもあります。
中古不動産購入時に気をつけたい給排水の配管について~事前確認の方法~
トラブルを防ぐためにも、中古不動産の購入時には、事前に配管の劣化状態を確認しておくのが大切です。
確認する方法は、まず給排水の配管に使用されている素材から、耐用年数を知ることから始めます。
亜鉛メッキ鋼管であれば、ほとんどの場合で耐用年数を超えていると考えられます。
塩化ビニルライニング鋼管の場合は、耐用年数が20年から25年なので、それを超えていないか、綱手に亜鉛メッキが使用されていないかを確認しましょう。
次に、配管の経路を確認します。
配管が床のスラブを突き抜けて、階下の天井裏を通っている場合は、とくに注意が必要です。
修繕など作業をおこなう際に、構造自体に手を加えなければならないので、工事の規模が大きくなってしまう可能性が高いです。
コストもかさむことを考慮しておきましょう。
自分での確認に不安がある場合は、ホームインスペクションを依頼するなどして、プロに任せてしまうのもおすすめです。
インスペクターに頼めば、劣化状態の調査だけでなく、修繕のタイミングや費用についてのアドバイスももらえます。
まとめ
以上、中古不動産購入にあたって気をつけたい、給排水の配管について解説しました。
配管の劣化によるトラブルは、被害が重大になる可能性もあるので、事前に素材や耐用年数、経路などを確認しておくのが大切です。
中古不動産購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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