
水害に強い家の選び方!前橋市で家族の安心を守る防災策まとめ
この記事でわかること
- ・水害に強い家は土地選びと建物対策で決まる
- ・前橋市のハザードマップと浸水履歴を確認
- ・高基礎で床の位置を上げて浸水被害を抑える
- ・盛土は敷地全体を高くする水害対策
- ・浸水想定がない土地でも内水氾濫に注意が必要
記録的な豪雨のニュースを目にする機会が増え、「マイホームを購入したいけど浸水被害が心配…」と感じている方は少なくありません。前橋市で水害に強い家を選ぶには、価格や間取りだけでなく、土地の高低差や過去の浸水履歴、建物側の対策まで確認することが大切です。
この記事では、前橋市でマイホーム購入を検討している方に向けて、水害リスクの見方と高基礎・盛土・止水対策などのポイントを解説します。
前橋市でも意識したい「水害に強い家」の重要性

前橋市は群馬県の内陸部に位置するため、沿岸部のような津波リスクは極めて低いエリアです。
しかし、全国的な異常気象を踏まえ、万が一の河川増水や道路冠水に備えた「水害に強い家」を選んでおくと、家族の暮らしがより安心なものとなります。
前橋市の総合防災マップでは、「想定最大規模降雨」に基づく洪水・土砂災害情報や指定避難所などが掲載されています。想定最大規模降雨とは、前橋市において400〜600ミリ程度の雨が1日〜3日間で降る状況を指します。(2026年5月13日確認)
ハザードマップとさーちずまえばしを確認
する
水害に強い家を探す第一歩は、購入予定地のハザードマップを確認することです。
前橋市では紙の総合防災マップに加え、GoogleMap上で洪水・土砂災害ハザードマップを閲覧できる「さーちずまえばし」も案内されています。
物件購入前には、以下の情報を確認しておきましょう。
・購入予定地の浸水想定
・近くの河川との距離
・指定避難所までの経路
・浸水継続時間の有無
・土砂災害警戒区域に該当するか
特に、利根川・桃ノ木川・広瀬川・荒砥川・赤城白川などの水位周知河川周辺では、浸水想定区域を丁寧に確認することが大切です。
ハザードマップで色が薄い場所でも油断は
禁物
ハザードマップで浸水想定が薄い場所でも、水害リスクがゼロになるわけではありません。
都市型水害では、川が溢れていない状況でも、短時間の豪雨や排水不良によって道路や敷地に水がたまる場合があります。そのため、地図上の情報だけで判断せず、現地では以下の点も確認しておきたいところです。
・側溝や雨水ますの状態
・道路と敷地の高低差
・周囲から雨水が流れ込む地形か
・雨の日や雨の翌日の水たまり
・過去に道路冠水があった場所か
前橋市の過去の浸水履歴も見る
前橋市は平成10年以降に発生した大雨などによる浸水被害の履歴を公開しています。購入予定地の周辺で過去に浸水や道路冠水が発生していないか、ハザードマップとあわせて確認しておきましょう。
参照:前橋市「過去の浸水履歴」(2026年5月13日確認)
購入する物件は災害時の影響も
考えて選びましょう
水害に強い家を選ぶための土地・建物のポイント

土地選びでは標高・微地形・排水環境を確認
土地選びでは、まず周囲より低い場所に建っていないかを見ます。
特に注意したい土地の特徴は以下のとおりです。
・道路より敷地が低い
・周辺から雨水が流れ込む形状
・側溝や雨水ますが詰まりやすい場所
・地下駐車場や半地下部分がある
・過去に道路冠水が記録されたエリア
側溝に落ち葉やごみがたまると、雨水が流れず、道路や敷地に水があふれる原因になるため、こまめな掃除が大切です。
高基礎や盛土で居住空間を高くする
建物側の代表的な対策が、高基礎や盛土です。
高基礎は、鉄筋コンクリート造の基礎を高くするなどして、想定される水位より床の位置を上げる方法です。
盛土は、敷地全体に土を盛り、周辺より家の地盤を高くする方法を指します。
| 対策 | 主な効果 | 注意点 |
|---|---|---|
| 高基礎 | 床の位置を高くする | 玄関階段が増える |
| 盛土 | 敷地全体を高くする | 地盤・排水計画が必要 |
| 高台の土地 | 土地自体のリスクを抑える | 希望エリアで限られる |
ただし、盛土を行う場合は沈下や崩壊を防ぐため、締め固めや擁壁の検討が必要になるケースがあります。
水害対策の方法は、土地の形状や地盤、周囲への排水影響を踏まえて選びましょう。
防水性の高い外壁・ドア・止水板を検討する
建物への浸水を抑えるには、防水性のある建材や止水板の活用も有効です。
特に、以下のような開口部は水の侵入口になるため、事前に確認しておきましょう。
・玄関ドア
・勝手口
・掃き出し窓
・車庫の入口
・床下換気口
玄関などの出入り口には止水板を取り付けるなど、開口部から水を入れない工夫も重要です。外壁やドアだけでなく、家のどこから水が入り込む可能性があるかを一つずつ確認すると、具体的な対策を検討できます。
給湯器・室外機・コンセントの高さも見る
水害対策では、建物本体だけでなく設備の位置も確認が必要です。
確認したい設備は以下のとおりです。
・分電盤
・コンセント
・給湯器
・エアコンの室外機
・床下収納
・基礎まわり
コンセントや給湯器、室外機などを想定される水位より高い位置に設置すると、浸水後の復旧負担を抑える対策になります。
中古住宅を購入する場合は、基礎まわりや床下収納、設備周辺に浸水跡がないかも確認しておきましょう。
購入する物件は災害時の影響も
考えて選びましょう
水害に強い家に関するQ&A
- Q1.水害に強い家を探すとき、最初に確認すべきことは?
- A1. まずは前橋市の洪水・土砂災害ハザードマップで、購入予定地の浸水想定と避難所までの経路を確認しましょう。
-
併せて過去の浸水履歴、周辺道路との高低差、側溝や雨水ますの状態も見ることが大切です。
-
Q2.高基礎と盛土はどちらが水害対策に
向いてる? - A2.
高基礎は床の位置を上げる対策で、居住空間への浸水被害を抑える目的で検討されます。
盛土は敷地全体を高くする対策で、玄関や駐車場を含めた水害対策につながります。 -
ただし、費用や地盤、排水計画への影響が異なるため、土地条件に合わせた判断が必要です。
- Q3.ハザードマップで浸水想定がない土地なら?
- A3. ハザードマップで浸水想定がない土地でも、絶対に安全とは言い切れません。
-
短時間の豪雨では、排水が追いつかず道路冠水や敷地内の浸水が発生する場合があります。そのため、地図上の情報だけでなく、現地の高低差や過去の冠水状況も確認しましょう。