不動産の購入を検討されている方の中には、建物の構造の一つである鉄筋鉄骨コンクリートについて気になっている方もいらっしゃるかと思います。
ここではそんな方に向けて、鉄筋鉄骨コンクリートのメリットとデメリットについてご紹介していきます。
不動産購入検討中の方に、少しでも参考になれば幸いです。
鉄筋鉄骨コンクリート構造のメリット
鉄筋鉄骨コンクリートとは、鉄骨の柱の周りを鉄筋コンクリートで固めて鉄骨と鉄筋コンクリートを掛け合わせた構造のことです。
また鉄筋鉄骨コンクリート構造の、メリットは以下のとおりです。
強度と耐震性に優れている
鉄筋鉄骨コンクリート構造は二つの構造を併せ持っているので、耐久性と耐震性と耐火性などさまざまな面で高強度です。
防音性が高い(※壁が厚い場合)
鉄筋鉄骨コンクリート構造はコンクリートを使用するため鉄骨構造よりも防音性は高い傾向にあるが、鉄骨を使用することで寸法を小さくできるのでそれにより壁や柱が薄い場合には、鉄筋コンクリートよりも防音性が劣ることがあります。
そのため鉄筋鉄骨コンクリート構造の建築物の場合、壁の厚さは20cm前後かそれ以上であると防音性に問題はありません。
鉄骨構造よりも強度を高めることができる
鉄骨構造は木造構造よりは強度が高いものの鉄筋コンクリート構造ほどではないので、強度の高い鉄筋コンクリートが鉄骨の周りにあることで強度を高くできるのです。
鉄筋コンクリート構造よりも、小さい寸法で強度を高められる
鉄筋コンクリート構造では、細い骨組みの鉄筋とコンクリートで施工されるので、柱や壁が太く厚くなりやすいです。
一方で鉄筋鉄骨コンクリートの構造は、柱中心に鉄骨が入るので鉄筋コンクリート部分を薄く仕上げることが可能となります。
つまり物件完成時に同じ敷地に対して、鉄筋コンクリート構造よりも鉄筋鉄骨コンクリート構造のほうが、空間を広く使うことができるのです。
鉄筋鉄骨コンクリート構造のデメリット
鉄筋鉄骨コンクリートのデメリットについては、以下のとおりです。
コストがかさむ
多くの部材が必要で工期は長くて手間もかかるので、その分コストも高くなってしまいます。
自由度が低くなる
他の構造と比べて成約が多くて設計やデザインの自由度が低いので、思うように希望が通せない可能性があります。
時間と手間がかかる
二つの構造を組み合わせるので、作業工程は多く作業自体も複雑になりやすいため、工期は他の構造の建設工事と比べて長くなってしまいます。
気密性の高い構造だが、断熱性は低い
気密性が高いとされるコンクリートですが、冷めやすく暖まりにくい素材の特徴があります。
まとめ
不動産購入を検討中の方に向けて、鉄筋鉄骨コンクリート構造のメリットとデメリットについてご紹介してきました。
鉄筋鉄骨コンクリート構造の物件を探す際は、不動産購入前に必ず壁の厚さが十分かどうか確認するようにしましょう。
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